FREETELのSAMURAI KIWAMI【極】でホームボタンや戻るボタンが利かない時の対処法【追記あり】

FREETELのフラグシップ機として人気のSIMフリースマホ、SAMURAI KIWAMI 極(FTJ152D)は、6インチWQHDディスプレイに指紋認証機能を搭載したハイスペックスマホですが、ナビゲーションバー(戻るボタンやホームボタン)が反応しなくなるときがあります。

購入から1年且つ購入時の証明がある場合はカスタマーサポートに連絡すれば無償で交換してもらえます。しかし、レシートをなくしてしまった場合や中古で購入した場合など、購入時の証明ができない場合は有償交換となってしまいます。

フラグシップ機の中では安価な端末ですが、そんなに簡単に買い換えられる物でもありません。できることなら長く使いたいと思い、改善方法を模索しました。

SAMURAI KIWAMIのスペック

CPU MT6795 Octa core 2.0GHz 64bit
ROM 32GB
RAM 3GB
Display 6インチ 2K(2560×1440)
Camera 2100万画素(SONY)
OS Android5.1

現在OSがAndroid5.1となっていますが、10月にAndroid6.0 Marshmallo(マシュマロ)にメジャーアップデートが予定されています。カスタマーサポートに問い合わせたところ、これは初期ロット(ビルド番号:FREETEL_FTJ152D_20151020)も対応予定だそうです。

当初予定されていた日から2か月遅れ、2016年12月22日にようやくAndroid6.0へのアップデートが開始されました。その6日後「アップデートに関する注意点」が追加されています。
しかし、上記以外にも致命的な症状が出ています。

OS(Android6.0)がメモリを使い切ってしまい、他のアプリを起動するとカクカクで強制停止してしまうようになりました。使用頻度にもよりそうですが、2,3日使っていると、2GBを超えていることもあります。
これを改善するために、定期的に再起動しないと使い物にならなくなってしまいました。

個人的には、アップデートして後悔しています。寧ろKIWAMIを買って後悔しています。

FREETELカスタマーサポートへの問い合わせ内容

メジャーアップデート以外についても気になることを質問しました。
※2016年9月17日以前に頂いたメール内容を基に作成しています。
※回答内容は意味が変わらないように一部変更しています。
  • ソフトウェアアップデート
  • ナビゲーションバーの不具合
  • 有償交換に掛かる料金

ソフトウェアアップデートについて

ビルド番号「(末尾)20160309_a」と「(末尾)20160108_a」を対象に対象にしたソフトウェアアップデートがありました(現在は不具合により配信を一時中断)。
今後、初期ロット向けのソフトウェアアップデートがあるのか聞きました。

  • 今後の実施予定は未定

残念ながら「未定」との回答でした。前回のアップデートからそろそろ1ヶ月になりますが、不具合解決のお知らせがないところを見ると、今後もソフトウェアアップデートは期待できないかもしれません。

ナビゲーションバーの不具合について

ナビゲーションバーの不具合があった場合どうすればいいのか、対処方法はあるのか聞きました。

  • ナビゲーションバーが反応しないのは端末の不具合
  • 初期化しても直らない場合は、メーカー補償として無償で交換
  • FREETELでは修理ではなく、良品端末と交換

ここでポイントとなるのは「交換」です。ナビゲーションバーが利かないときだけではなく、バッテリーの劣化やその他の不具合が起きたときもFREETELでは「交換」で対応するということです。

メーカー補償が受けられるのは、
  • 購入から1年以内
  • 購入時の証明ができる
  • 水濡れなし
  • 画面割れなし
  • 破損なし
  • 改造なし

このような状態の端末に限ります。

一見、新しい端末になるので得をした気になりますが、購入から1年が過ぎて有償交換になったとき「交換」が痛手となります。

有償交換について

購入から1年過ぎた端末や、購入時の証明ができない中古端末などで不具合があった場合の有償交換に掛かる金額について聞きました。

  • 有償交換に掛かる金額30,088円(税込)

なんと、現在(2016年9月20日)のamazon最安値よりも高い交換費用が掛かります。

FREETEL SAMURAI 「KIWAMI 極」 黒

「修理」であれば一般的に、その不具合があった部品+工賃で済みます。が、「交換」の場合、端末丸々の代金が掛かってしまいます。

カスタマーサポートの対応

上記のようにサポート内容は残念な結果となりましたが、カスタマーサポートの対応はとても良かった。
メールの送信から返信まで時間は早く、1回目の返信が1日後、2回目の返信が当日に届き、対応も丁寧でした。
ただし、「極」自体はとても人に勧められるものではない

KIWAMIの不具合

一部の端末では「Wi-Fiが繋がりにくい」「バッテリーの消耗が激しい」などの不具合が見られるようですが、私が使っているKIWAMIではこのような症状はなく、頻繁にナビゲーションバーが反応しなくなります。

この症状は初期ロットによく見られようで、端末により再起動や初期化で元に戻ることもあるようです。まだ試していない方は試してみてください。

ビルド番号の確認方法

ビルド番号は、設定>端末情報(一番下)から確認できます。
ビルド番号に「FREETEL_FTJ152D_20151020」と表示されていれば初期ロットです。

初期化の方法

初期化は、設定>バックアップとリセット>データの初期化からできます。
初期化の前にバックアップを取っておきましょう。

再起動の方法

再起動は、電源ボタン長押しでできます。
また、ボタンが効かない場合は、パソコンと繋いでコマンドプロンプトからも再起動することができます。(後述、dpiのリセットを参照)

私のKIWAMIは、初期化しても改善されず、無償交換適応外のため次の方法を試しました。
※これが最善であるかどうかはわかりません。試す方は、すべて自己責任でお願いします。

ホームボタンや戻るボタンが利かない時の対処法

どれも根本的な改善にはなっていませんが、普段使いに支障はなくなりました。

以下の、5つの方法を試しました。
  • dpiの変更
  • dpiのリセット
  • 戻るボタンアプリのインストール
  • 全画面表示アプリのインストール
  • 画面回転アプリのインストール
コマンドプロントの「コ」の字もわからない私が、「スマホの解像度を高めて使いやすくする方法」を参考にしてdpiを変更して元に戻しました。

adbコマンド環境構築

dpiの変更やリセット、パソコンから再起動などをする準備です。上記リンク先の指示に従いインストールを進めました。

Android SDKのインストール

「Android SDKをインストールする」の「SDK Tools Only」が「Get just the command line tools」に変わっていたので画像を載せておきます。
ここ以外は特に変更はありませんでした。

システムの環境変数の追記

Win10の「システムの環境変数」は「Path」の「編集」クリック後に、「テキスト編集」を選択して追記しました。

コマンドプロントの起動

コマンドプロントは、「cmd.exe」で検索してください。

開発者オプションを消す

開発者オプションは「設定>アプリ」から、タブで「すべて」を選択します。その中の「設定」の「データを削除」で消えます。

dpiの変更

掲示板などを見ていると、「dpiを480したら快適になった」という書き込みが多々あったので、元の640から480に変更しました。変更してみると、表示される情報も多くなり、使い勝手は悪くありませんでした。

しかし、当初の目的である「ナビゲーションバーの不具合改善」とは直接関係ないため、元に戻し次の方法へ。

dpiのリセット

なぜdpiを変更したのかと言うと、以下のコマンドを実行したらナビゲーションバーの不具合が直ったという書き込み(クチコミ)を見たからです。
adb shell wm size reset
adb shell wm density reset
adb shell wm overscan reset
adb reboot
このコマンドを入力したいがために、JAVA SEをインストールしたり、Android SDKをインストールしたり、Android SDKの動作環境を作ったりしたのです。

しかし、dpi変更をしたことによりコマンドプロントの「コ」ぐらいを理解した私は、このコマンドに(ナビゲーションバーの不具合改善には)意味がないことに気がつきました。

上記のコマンドは、変更していた解像度やdpiを元に戻す(リセット)だけでナビゲーションバーの不具合とは関係ありませんでした。(解像度などを変更したことが原因で不具合が起きた場合はこの限りではない)

ちなみに上から、「解像度のリセット」「dpiのリセット」「※不明※」「端末の再起動」です。

根本的に直すのは無理っぽいので、アプリを入れて様子を見ることにしました。

[2016年9月26日 追記]
「コマンドプロントの『コ』ぐらいを理解した」などと知ったような口を利きましたが、まったく反応しなかったナビゲーションバーが復活しました。もしかしたら、上記のコマンドも無駄ではなかった可能性もあります。

反応しない状態から
  1. 端末のリセット
  2. 普段使いのアプリをインストール
  3. dpiなどの変更
  4. クチコミのコマンド入力
  5. 画面回転アプリなどのインストール
  6. なぜか復活
よって、現在、下記のアプリは使用しておりません。
いつ同じ症状が起きるかわからないので、アンインストールはしていません。

[2016年10月16日 追記]
その後、また反応しなくなりました。
同じコマンドを実行しても改善しません。やはり無駄だったようです。

戻るボタンアプリ

まずインストールしたのが既存のボタンに「ナビゲーションボタン」や「戻るボタン」を新しく追加するアプリです。

私はアプリを追加するに当たり、「アクセス権限」の少なさにこだわりがあります。
意味もなく「端末IDと通話情報」「Wi-Fi接続情報」「位置情報」などが必要なアプリは入れないようにしています。

このこだわりがなければ選択肢はかなり増えます。
「ナビゲーションバー」「戻るボタン」「ホームボタン」などで検索してください。

戻るボタン (root不要)

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このアプリはアクセス権限が少なく、日本語対応だったのでインストールしてみました。しかし、OSがAndroid4.4以降には対応していないのが原因なのか、「設定>ユーザー補助」から「戻るボタン」サービスをONにできなかったため諦めました。

他にもいくつかの戻るボタンアプリをインストールしましたが、どれもユーザー補助でサービスをONにできなかったので一先ず保留にしています。

仮に戻るボタンアプリが正常に動いていたら次のアプリをインストールする予定でした。

[追記]
ONにできなかった原因がわかりました。
画面の明るさを調節するアプリが起動していたためONにできなかったようです。
画面の明るさを調節するアプリに限らず、ユーザー補助でサービスをONにするときは、起動しているほかのアプリを一度OFFにしたらONにできます。

全画面表示アプリ

新たに戻るボタンを追加することによって、画面にナビゲーションバーが2つ表示されることになります。全画面表示アプリを使うと、元の反応しないナビゲーションバーやステータスバーを非表示にして画面を広く使えるようになります。

一つしか試していませんが、このアプリもユーザー補助のサービスをONにできませんでした。

画面回転アプリ

結果的には、このアプリに落ち着くことになりました。
ナビゲーションバーの不具合は、画面を横にするか、上下逆さまにすれば利くようになります。

しかし、タブレットなら全方向に画面を回転できますが、スマホの場合、通話用のマイクとスピーカーが上下に付いているため、横にはできても上下を逆さまにして表示することはできません。

全方向に回転できたタブレット:NEXUS 7(2012 2013)・iPad mini2
全方向に回転できなかったスマホ:KIWAMI・iPhone6 その他

ボタンの利かないKIWAMIを横にして使う場合は、「イヤホン側を右、microUSB側を左」にしてください。

そこでインストールしたのが画面回転アプリです。画面回転アプリは強制的に画面の向きを変えられるアプリです。

しかし、アクセス権限の少ない画面回転アプリを5種類くらいインストールしてみましたが、逆さまにできないものばかりでした。
そんな中で見つけたのが「画面の向き設定」です。このアプリは、簡単な操作で画面を逆さまに表示できます。

難点・問題点

  • スリープ復帰時に、画面が逆さま(元の向き)になる
  • 通話時にスマホをひっくり返す
  • 指紋認証が下になり解除しにくい
  • ステータスバーをスワイプできない
  • アプリなどで反応しない部分に重要なボタンがあると詰む
画面回転アプリを使うと、画面内は逆さまになりますが、画面自体の反応しない場所は変わりません。言葉では説明しにくいので下の画像を見てください。
このように上下逆になると、ナビゲーションバーがあった場所にステータスバーが表示されます。

アプリによってはこの部分に「次へ進む」などのボタンがあって先に進めなくなるときがあります。そのような時は、場合により画面回転アプリを一時停止しなくてはならないときもあります。

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