ウィンドウエアコンの1ヶ月の電気代はいくら?設置できる窓枠の高さや静かさを比較

ウィンドウエアコンは、一般的に「ウィンドウクーラー」「ウィンドウファン」「窓用エアコン(窓コン)」などと呼ばれる窓に取り付けるタイプのエアコンです。

セパレートタイプ(壁掛け)のクーラーが設置できない部屋や、室外機が外に置けないマンションなど、制約がある部屋や建物の救世主です。工事不要で自分で設置できるため、部屋に知らない人を入れたくないという方にも人気です。



よくセパレートタイプのエアコンと比較する方がいますが、これはナンセンスです。セパレートタイプのエアコンが設置できるなら迷わずそちらを選びましょう。わざわざウィンドウエアコンを選ぶ理由はありません。「工事不要でその日から使える」という利点はありますが、暑くなる前に購入しておけばこの利点はなくなります。

ただし、夏場に「使っていたエアコンが急に壊れた」というときや、出張や転勤で「1シーズンだけ使って引っ越す」などという場合に、ウィンドウエアコンはその利点を発揮します。

私が1シーズン使ったウィンドウエアコンを100点満点で評価すると95点(理由は後述)と、かなり満足度は高いです。

購入したのは「CW-1616-WS コロナCORONA」の1612です。ごく一般的なウィンドウエアコンで、冷房専用のタイプです。これを購入する前にコロナの冷風機も使っていましたが、「何でもっと早く買わなかったのか」と後悔するくらいウィドウエアコンは快適です。

コロナ窓用エアコンの選び方 モデル型番の見方と性能の違い

専門家ではないので何年製から何年製までと明確な線引きはできませんが、最近のウィンドウエアコンは、年代による性能差がほとんどないと言っていいでしょう。大抵のウィンドウエアコンは基本的に「全力運転」→「停止」→「全力運転」→「停止」を繰り返して温度を調節します。

冷風機や冷風扇、スポットエアコンとウィンドウエアコンの違い

冷風機と冷風扇が一緒だと思っている方も多いですが、これはまったくの別物です。また、床置きタイプという点では一緒ですが、「スポットエアコン」と前者もまったく違います。

冷却性能はサイズにもよりますが、ウィンドウエアコン≒スポットエアコン>冷風機>冷風扇>扇風機の順になります。

冷風扇は扇風機に保冷剤を取り付けたのと同じで、部屋はほとんど冷えません。また、除湿機能も無いため、「冷房が苦手だけど扇風機では暑くて我慢できない」という人向けです。除湿をしたいのであれば冷風機をオススメします。

冷風機は冷風を出しつつ部屋の除湿をし、廃熱を後ろから室外へ出すことができます。私が使っていたコロナの冷風機は、除湿性能はそれなりで、一晩点けて朝起きると2Lくらいタンクに水がたまっていました。冷却性能は、無いよりはマシという感じで、36度の部屋が33度になる程度でした。それより下がる日もありましたが、部屋を冷やす目的であれば迷わずウィンドウエアコンをオススメします。
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スポットエアコンは床に置けるウィンドウエアコンと考えていいでしょう。少々値は張りますが、冷房能力も2.0/2.2kWと高いです。また、ウィンドウエアコンとは違い好きな場所に移動できるという利点があります。運転音も47dBとほとんど一緒であるため、色々な部屋で使いたい方や、ウィンドウエアコンを設置できる窓が無い方にオススメです。ただし、重さが26kgあるため「頻繁に1階から2階に移動する」という使い方は難しいでしょう。
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ウィンドウエアコンのメーカーによる性能の違いと選び方

ウィンドウエアコンを製造しているメーカーは「KOIZUMI(コイズミ)」「TOYOTOMI(トヨトミ)」「CORONA(コロナ)」「Haier(ハイアール)」などが有名です。各メーカーにより設置できる窓の高さや音の大きさ、消費電力などに違いがあります。

下の表は各メーカーの一般的なウィンドウエアコンの製品情報です。年代や暖房機能付により数値が変わる場合があります。

メーカー比較
メーカー 最低窓高 重さ 運転音
コイズミ
77.0cm 22kg 55dB
コロナ
77.0cm 21kg 図書館並
トヨトミ
76.0cm 23kg 44dB
ハイアール
77.7cm 23kg 不明

冷房能力は1.4/1.9kW前後でほとんど差はなく、畳数のめやすでいうと4畳~8畳です。この差は、建物の構造と住んでいる地域の電圧の違いでも変わってきます。(後述)

取り付けられる窓の高さと幅

いずれも窓の開き幅が40~50cm近くは必要で、設置できる窓の高さは76cm~200.5cmとなっています。

とはいえ、76cmの窓高で設置できるのはトヨトミのみで、コイズミとコロナは77cm、ハイアールは77.7cm必要です。逆に設置できる最高窓高はハイアールが一番高く200.5cm、続いてトヨトミの192cmで、コイズミとコロナが190cmとなっています。※テラス窓用の取り付け枠は一般的に別売りとなっています。

この時点で、トヨトミかハイアールの選択肢しか残らない方もいるでしょう。私の家の窓高は75cmだったため、どれも設置できませんでした。

高さが足りない窓枠にウィンドウエアコンを設置した方法

77.7cm以上窓高がある方は、その他の性能で選ぶといいでしょう。

ウィンドウエアコンの運転音

ハイアールの運転音は、残念ながらメーカーホームページでは見つけられませんでした。アマゾンの販売ページでは、44/46dB(50Hz/60Hz)となっていました。

コロナは図書館並みと書かれており、図書館の騒音レベルを調べたところ、40dBと書かれているところが多くみられました。

コイズミが55dBで、少しうるさく感じるくらいの大きさのようです。

トヨトミが44dBで、聞こえるがほとんど気にならないレベルのようです。2つの差は11dBですが、騒音の強さは3倍以上になっているはずです。※正確な数値は騒音に詳しい方に計算してもらってください。

私はコロナしか使用したことがありませんが、図書館とウィンドウエアコン(前方2m)のどちらが静かかと問われたら「図書館」と答えます。(※メーカー推奨の設置方法ではないため参考程度に)

上記の理由から、窓高に制約がない方は運転音ができるだけ静かな機種をオススメします。

その他の特徴

ウィンドウエアコンの中には、換気やマイナスイオンを発生させる機能を持つタイプ、暖房機能付もあります。この辺は個人差がありますが、私は冷房機能があればよかったのでコロナを選びました。

トヨトミのウィンドウエアコンは他のメーカーにない特徴があります。他のメーカは右側に吹き出し口が付いていますが、トヨトミはセンターに吹き出し口が付いていて、さらに人感センサー機能を搭載しているタイプもあります。

センターに吹き出し口が付いていることによって、右の窓でも左の窓でも、どちらに取り付けても無駄なく冷風が広がります。

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私は右吹き出し口のコロナを事情により右の窓に設置していますが、左の窓に設置した方が効率よく部屋を冷やせるでしょう。

あとは、在庫状況や懐事情によって選択してください。

ウィンドウエアコンの電気代

インバーター付のセパレートタイプと比較して、ウィンドウエアコンは電気代が高くなると思われています。

違いを簡単に説明すると、インバーター付のエアコンは、設定温度に達してもいきなり停止させず、「ゆっくり運転」を続けます。このゆっくり運転は消費電力が低く、急激な温度上昇を抑えます。

対してウィンドウタイプは、上述したように設定温度になるまで「全力運転」をし、設定温度に達したら「停止」します。そして、また温度が上がってきたら「全力運転」を開始します。

東京電力の第2段階料金「120kWhをこえ300kWhまで」を基に、1kWhを26円00銭で計算します。消費電力は550wとします。
計算するためにWをkWにします。よって0.55kWとなります。

計算式は
時間×kW×26円=1時間あたりの電気代
これに当てはめると、
1×0.55×26=14.3
となり、1時間あたりの電気代は14.3円となります。

1ヶ月の電気代

1ヶ月を30日として計算しています。
1ヶ月の電気代
1日の使用時間 1日あたり 月の電気代
1時間 14.3円 429円
3時間 42.9円 1,287円
6時間 85.8円 2,574円
12時間 171.6円 5,148円
24時間 343.2円 10,296円

実際は設定温度になると運転が停止するため、上記の電気代に0.6から0.7を掛けた金額になると考えられます。
12時間の電気代に0.6を掛けると3,089円、0.7を掛けると3,604円になります。

各機種の電気代は「窓用エアコン13機種の電気代を比較」を参考にしてください。

コロナウィンドウエアコンの性能

ウィンドウエアコンの性能は、昔の商品と比べると格段に進化(進歩)しています。しかし、最近はほとんど変化がなく、前年の商品に毛が生えた程度と言っていいでしょう。

※すべて個人の感想です。感じる音の大きさや涼しさなどは人により大きく異なります。

防犯性能

ウィンドウエアコンを設置すると「窓を閉められなくなるんじゃないの?」と思っている方も多いと思います。結論から言うとよほど特殊な窓でない限り、使用時以外はしっかりと閉めることができます。また、エアコン使用時でも鍵を取り付けることで、窓を開け閉めできなくすることができます。

鍵が標準搭載されていない場合は、手軽に取り付けられるウィンドウロックがオススメです。
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音の大きさ

実際のところウィンドウエアコンは「うるさいかのか、うるさくないのか」のどちらかで言えば「うるさい」です。これがマイナス5点の理由です。とはいえ「その部屋で寝れるか、寝れないか」で言えば私は寝れます。

何も点けずに静かだけど暑い中で寝るのと、ウィンドウエアコンの音の中で涼しく寝るのを、どちらか選べと言われたら迷わず後者を選びます。

家にある音が出る家電と比べると以下のようになります。あくまでも家の家電との比較です。最新のものから10年以上前のものまで年代にばらつきがあるため、参考程度に。

洗濯機(脱水時)>掃除機(強)>ドライヤー>掃除機(弱)>ウィンドウエアコン>洗濯機(濯ぎ時)>電気ファンヒーター>電子レンジ>デスクトップパソコン(fan:1700rpm)>コタツ>デスクトップパソコン(fan:800rpm)>扇風機

だいたいこのような並び順になります。ウィンドウエアコンの正面2mの位置との比較です。ドライヤーや掃除機は使用している位置、パソコンは前方1mの音です。

それぞれ音の性質が違うため、人によって順位は入れ替わると思います。また、エアコンからの距離や、正面から少しずれるだけでも感じる音はかなり変わります。

ウィンドウエアコンを取り付ける人の中には、部屋が広くて1台では足りないという方もいるでしょう。その際に2台取り付けたら音も2倍になるのかというと、答えは「ノー」です。正確な数値はわかりませんが、おそらく1.5倍程度の大きさになります。

冷房能力

エアコンの冷房能力は住んでいる地域だけではなく、建物の種類や部屋の位置によっても大きく変わってきます。

他の部屋に上下左右を囲まれた鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造の日陰の部屋と、最上階の木造で太陽が常に当たっている部屋では、比較にならないほど冷房効率に差が出てきます。

私がウィンドウエアコンを設置している部屋で、どのくらい冷えるのかを参考にしてください。
設置しているのは、コロナの4.5~6畳用で、冷房能力は1.4kWです。

関東地方(50Hz)、SRC造の最上階で常に屋根には太陽が当たります。部屋の広さは6.5畳で、夕方には窓から西日が日没まで差し込みます。かなり条件としては良くないですが、気密性の高いSRC造であることが唯一の救いです。

この条件で室温38度の状態から30分もあれば30度まで下がります。私は冷房をあまり浴びたくないため、28度設定で使っていました。設定温度を下げればもっと涼しくなります。

レビューを見ると「あまり冷えない」といった感想もあったので少し不安でしたが、どちらかというと寒いくらいです。個人的には十分な冷却性能でした。

木造住宅、アパートの最上階、断熱性の低い部屋や暑がりな方は、6畳に8畳用を設置するか、次の方法を試してみてはいかがでしょうか

部屋を効率よく冷やす方法

窓サッシとエアコンの間に隙間がないことが前提となります。もし隙間が空いている場合は、テープやパテで隙間を塞いでください。私はすべての面を養生テープで塞いでいます。テープの種類によっては、剥がしたときに跡が残るのでご注意ください。

定期的な掃除

室内側と背面の吸い込み口や吹き出し口やフィルターを定期的に掃除するだけでも効果があります。これは冷房効率を上げるというより「維持する」と言った方が正しいかもしれません。

油汚れで無い限りフィルターを水洗いするだけでホコリは取れます。※正しい掃除方法は各メーカーサイトでご確認ください。

ウィンドウエアコンを太陽の日差しから隠す

ウィンドウエアコンの裏側を「すだれ」や「よしず」を使って日陰にすると冷却能力がアップします。「よしず」は地面に置き、壁に立て掛けて使うため、その場所があればセパレートタイプの室外機が置けるはずです。どちらかといえば上から吊るす「すだれ」の方が現実的だと思います。

裏側が日陰にさえなればいいので、排出口は絶対に塞がないように間隔をあけてぶら下げてください。
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室内に太陽熱を入れない

窓に遮熱フィルムを貼ったり、断熱カーテンに交換すると効率よく部屋が冷やせます。中にはレースタイプのものもあり、光は取り入れつつ熱は遮るという夢のような商品です。
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熱い空気は上に行くため、カーテンボックスが無い部屋は取り付けた方が冷房効率は高くなります。業者に頼まなくても、自分で後付けできる商品も多数あります。
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サーキュレーターで空気を循環させる

壁掛けエアコンより低い位置に設置するウィンドウエアコンは、どうしても上の方に暖かい空気がたまってしまいます。また、窓の右側に設置した場合は、部屋の左側にはなかなか冷たい空気が行き渡りません。そこで、扇風機やサーキュレーターを使い、冷たい風を遠くまで運び、部屋の中に空気の流れを作ります。
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冷房効率を高めると節電にも繋がります。建物や部屋の状況に合わせてお試しください。
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